スペイン語力アップ!ブログ

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スペイン語アンダルシア方言を聞き取ろう 〜第1回:アンダルシア方言とは〜

学習方法 | 2014-09-27

スパニッシュ・オンラインの大塚です。

アンダルシアはスペインの人気観光地。
フラメンコで有名なセビージャやヘレス・デ・ラ・フロンテーラ、コスタ・デル・ソルのあるマラガ、アル・ハンブラ宮殿のグラナダ、メスキータのコルドバ等、魅力的な町がたくさんあり、リピーターが多いことで知られます。

さて、アンダルシアでももちろんいわゆる「スペイン語」が話されているのですが、マドリッドやバルセロナ、グアテマラやペルーなど、聞き取りやすいエリアのスペイン語になれていると、アンダルシア方言を聞いても何を言っているのかさっぱり分からず、戸惑うことが多いようです。(スペイン人が聞いてもわからないこともあります)

私も長いあいだ悩んでいましたが、数カ月前にアンダルシアの友人に
「Tadashiにはなぁ、andaluz(アンダルシア語 ※)やのうてcastellano(いわゆるスペイン語)でしゃべったるからな、安心しぃやぁ」(←訳はイメージです)
とコテコテのアンダルシア語で言われ、やっと気づきました。


andaluzはandaluzとして、まじめに取り組んだほうが早いのです。

とはいっても幸い、文法は同じ。単語もほぼ同じ(一部、独特な単語もあります)。
大きな違いは「音」だけです。
しかも私達がアンダルシア語を話す必要はありません。
これまでに学んだ「普通の」スペイン語で100%理解してもらえます。

このシリーズでは「音」に注目し、アンダルシア語の聞き取り能力をつける方法をご紹介します。

第1回:アンダルシア方言とは
第2回:音の特徴を知ろう

第3回:音を聴きこもう
最終回:アンダルシアの人々と話そう


※豆知識
言語学では、言語と方言に明確な区別はありません。
たとえば旧ユーゴスラビアで公用語であったセルボ・クロアチア語は国家分裂後、セルビア語とクロアチア語という別の言語に分けられました。
今でもわずかな違いしかなく、相互の意思疎通にまったく問題はないそうです。