DELE B2対策

中上級。
仕事もある程度スペイン語でこなすことができるレベル。
スペイン語圏の企業の求人では「B2程度」が条件となっていることもあります。

DELE B2合格に求められるレベル

1. 抽象的な内容、標準的でないスペイン語や、技術的な内容であっても、自分の専門分野であれば、複雑な文章やスピーチを要点を理解でき、多様な地域のスペイン語に対応できる。
2. どんな相手とでも、手加減されなくても、自然かつ十分な流暢さで会話できる。
3. 分析やディベートなどを含む幅広い話題について、明解で詳細にわたる作文ができる。

DELE B2の配点と合格ライン


DELE B2の試験は2つのGRUPOにわかれます。

・GRUPO1(読み書きのスキル)
読解(Comprensión de lectura)が70分、記述表現(Expresión e interacción escritas)が80分です。
・GRUPO2(口頭表現に関するスキル)
リスニング(Comprensión auditiva )が40分、口頭表現(Expresión e interacción orales)が20分(事前準備に別途20分が与えられる)です。

GRUPOごとに点数が計算され、それぞれのGRUPOで合格ラインに達しなければなりません。

配点は、GRUPO1は50点(読解が25点、文章表現が25点)、GRUPO2も50点(リスニングが25点、口頭試問が25点)で、双方のGRUPOともに30点以上獲得すれば合格です。
合計で60点以上獲得していても、いずれかのGRUPOで30点未満だと足切りとなり、不合格になってしまいます。

DELE B2の学習範囲

 文法のすべての項目が対象です。  

読解(Comprensión de Lectura)

 読解は4つの文章(Textos)を読み、それぞれの設問に選択式で回答します。

制限時間は70分。

■Tarea 1
 400〜450語程度の仕事や公的な内容の文章に関して、正確な理解が求められます。
 6つの設問に3択で回答します。 
 問題文と選択肢を先に読み、キーワードに印を付けたうえで長文を読むのがコツです。

■Tarea 2
 各130〜150語の4人の人物による考えや意見、コメントなどを読み、10の選択肢に対して対応する人物を選びます。
 このTareaも先に選択肢を読んで頭に入れた上で各人物の意見・コメントを読むとよいでしょう。

■Tarea 3

 400〜450語程度のニュース記事や論文を読んでの穴埋め問題です。
 6つの空欄に対応する文章を、8つの短文の選択肢から選んで回答します。(2つはダミー)
 動詞の時制や接続語は、正解を見つけるよいヒントです。

■Tarea 4

 400〜450語前後の文学や歴史、伝記に14の空欄があります。
 対応する単語をそれぞれ3択で回答します。
 文法知識(特に接続法や、過去を現す各種時制)やボキャブラリーを問うTareaです。


リスニング(Comprensión Auditiva)

リスニングはニュースやインタビューなど、4つのTEXTOSからなります。
話者はスペイン人、メキシコ人、コロンビア人、アルゼンチン人等、スペイン語圏の様々な地域の人です。
音声は2回ずつ放送されます。
所要時間計40分。
すべて、音声が流れる前に設問と選択肢を読み、キーワードに印をつけておきましょう。

■Tarea 1
 40〜60語程度の会話を6つ聞き、それぞれの問に3択で回答します。
 会話の大筋をつかみつつ、重要なキーワードをしっかりメモしましょう。

■Tarea 2
 250〜300語程度の2人の人物による会話を聞き、続く6つの設問がそれぞれ、どちらの人物を示すのかを回答します。(いずれの人物にも当てはまらないこともあります) 

■Tarea 3
 ラジオやテレビのインタビュー(400〜450語程度の長さ)を聞き、6つの設問に3択で回答します。 
 要点をしっかりメモしながら聞きましょう。

■Tarea 4
 6つ短い会話、または発言(各50〜70語程度の長さ)を聞き、9つの選択肢から、それぞれにふさわしいものを選びます。 

■Tarea 5
 プロジェクトや経験に関する会議発言やディスカッション(400〜450語)を聞き、6つの設問に3択で回答します。
 要点をしっかりメモしながら聞きましょう。

対策
EDELSAなどの対策問題集のCDでしっかりトレーニングすることはもちろんですが、スペイン人のみならず、メキシコやアルゼンチンなどラテンアメリカのスペイン語に慣れておくことも大切です。
スパニッシュ・オンラインでは、日本に旅行にやってくるスペイン人、アルゼンチン人、メキシコ人などの旅行者と交流できるアクティビティを提供しています。彼らと会話経験を積むことで、リスニングのトレーニングになりますので、ぜひ活用してみてください。

作文(Expresión e Interacción Escrita)

記述は2つのTareasがあります。
制限時間は80分。
別途配布される白紙に下書きをしたうえで、答案用紙にボールペンで清書します。 

下書き用の白紙も試験終了時に提出しなければなりません(持ち帰り厳禁) 

■Tarea 1 
 200〜250語程度のニュースや告知を聞き(音声が放送されます)、それに 対する意見をフォーマルな形式で手紙に書きます。(150〜180語)

■Tarea 2

 ふたつのオプションからひとつを選び、それについてのフォーマルな論文、論評、記事を150〜180語で作成します。
 Opción A
  表やグラフ付きの調査資料を読んで、記事を執筆する
 Opción B
  演劇や映画、書籍、イベントに関するレビューを書く

採点の基準
以下の4つの観点で採点・評価されます。
1)文章のスタイル
・提示されたシチュエーションにあった、適切かどうか
・論述の展開がしっかりしているかどうか
・Tareaの指定するガイドラインにそって書けているかどうか
2)一貫性
・明確で一貫性があり、よく構造化されているかどうか
・段落分け、コンマやピリオドなどを正しく使えているかどうか
3)正確さ
・高いレベルの文法力を使って書けているか。
・スペルが正しいかどうか(些細なスペルミスがわずかにあるのは許容される)
4)語彙力・表現力
・状況の描写、考えや課題のある程度正確な説明、抽象的な内容や文化的なことがらについて正しく表現できるレベルのボキャブラリ(イディオム、慣用表現を含む)を持っているかどうか
・微妙なニュアンスの表現までは難しいとしても、正しく意見、考えを表現できているかどうか

対策
普段から150〜180語で「手書きで」作文する練習をし、文章の長さや、作文にかかる時間の感覚を掴んでおきましょう。
また、必ず何度かは、DELE対策の指導経験が豊富な講師にしっかり添削、指導してもらいましょう。(作文に関しては回答集をみて自分で添削することはできませんので)

口頭(Expresión e Interacción Orales)

3つのTareasからなります。
所要時間は、準備に20分、試験に概ね20分です。 

Tarea1とTarea2に関しては準備として、待合室でメモを作成することができます。 (20分間)
あくまでメモであり、試験中にメモを読み上げてはいけません。

■Tarea 1(各提案への評価と、それらに関しての会話)
 ある問題に関して、いくつかの解決策が出されています。
 それぞれの意見のよい点、悪い点を2〜3分で発表したうえで、試験官とディスカッションします。
 なお、問題自体は事前の準備時間中に3種類が提示され、その中から自由に選ぶことができます。
 答えやすさ、重要な単語で知らないものがないかどうかを素早くチェックして、有利な課題を選びましょう。
 ただし、問題は準備時間終了とともに回収され、面接時間中も見ることはできませんので、しっかりメモを作りましょう。

■Tarea 2(写真の描写と、それに関する会話)
 一枚の写真などを見て、その状況を口頭で説明します。
 あくまで人物や状況を説明したり、物語を描写する能力を見るためのテストです。
 したがって、内容が正しいかどうかは問題ではありません。
 次に、その写真について、インタビュアーと会話します。
 なお、事前の準備時間に2枚提示され、どちらか好きなほうを選ぶことができます。
 ただし、課題の写真は準備時間終了とともに回収され、面接時間中も見ることはできませんので、しっかりメモを作りましょう。

■Tarea 3(アンケート結果に対する意見交換)
 新聞記事やアンケート結果をもとに、インタビュアーと会話します。
 このTareaに関しては準備時間は与えられません。
 面接時間中に2種類見せられ、好きなほうを選ぶことができます。


「口頭」試験の採点基準
以下の4つの観点で採点・評価されます。
1)一貫性
適切な接続語(conectores)を使って話を展開し、一貫性がある内容になっているかどうか
2)流暢さ
・相当の流暢さをもって話しているかどうか
・はきはきと分かりやすい発音かどうか(多少の外国人特有のアクセントは問題なし)
・ニュアンスや態度を表現するために適切なイントネーションで話しているかどうか
3)正確さ
文法を正しく使えており、いくつか間違えたとしても訂正することで誤解を生じさせずにコミュニケーションできるかどうか
4)語彙力・表現力
幅広い語彙・フレーズの知識があり、そのなかから適切なものを使って、テーマに関わらず明確な表現ができるかどうか

対策
口頭試験に関しては、自分で練習することは不可能です。
必ずDELE B2対策の指導経験豊富な講師に模擬試験をしてもらい、指導を受けてください。

効果的なDELE B2対策

読解、リスニングについては独学でもある程度のレベルまで到達できますが、作文と口頭表現については経験豊かな講師によるマンツーマンの指導をうけることが上達の決め手です(グループレッスンでは困難)。
スパニッシュ・オンラインのDELE対策担当講師たちはこれまで、数多くの生徒様を合格に導いてきました。(B2合格体験記
まずは無料体験レッスン(2回)からお試しください。

また、スパニッシュ・オンラインでは、日本に旅行にやってくるスペイン人、アルゼンチン人、メキシコ人などの旅行者と交流できるアクティビティを提供しています。
DELE B2で求められる、多様なスペイン語へ対応する効果的な訓練になりますので、ぜひ活用してみてください。


DELE B2対策ノウハウの共有

スパニッシュ・オンラインのコミュニティでは、DELE各レベルの経験者、受験予定者が情報を出し合い、きわめて具体的なノウハウを紹介しあっています。
レッスンで合格するに十分な実力を蓄えたうえで、さらに最近受験した経験者に実戦的なアドバイスをもらうことで、より合格の可能性を高めましょう。