ネイティブの話すスペイン語のスピードに慣れるためのコンテンツや、スペイン語学習に役立つ情報を随時アップしていきます。
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スパニッシュ・オンラインの大塚です。
今日は『企業で必要な英語コミュニケーション力を身につける』(平見尚隆/ベレ出版)という新刊書籍のご紹介です。
スペイン語に関係ないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、関係ありますのでお付き合いください。
著者は自動車メーカーのマツダで要職を歴任し、イギリス、ドイツ、アメリカに駐在、現在はメキシコで勤務するビジネスマン。
ケンブリッジ英検CPE(最高レベル。スペイン語検定DELEでいうC2に相当) を取得という経歴の持ち主。
(スパニッシュ・オンラインの生徒さんでもいらっしゃいます)
本書はビジネス英語を主題にしつつも取り扱う範囲は広く、
・まったくの初心者向けのサバイバル英語(外国語)の秘訣
・大人が外国語を学ぶにあたっての文法の重要性
・効率的な英単語の覚え方
といったところもカバーされており、外国語学習全般の参考になる一冊です。
特に面白いと思ったのは「Yes, No, Thank You, Please, OK, キーワード」の6語だけでひとまず旅先で正しく伝えられるという考え方。
よくある旅行用の外国語会話ガイドブックなどでは、たとえばホテルでタクシーを呼んでもらうのに、スペイン語版だと
¿Podría llamar un taxi, por favor?
などと書かれていたりします。
スペイン語をまったく知らない人にとってこれは結構、大変です。
ところが平見式なら”taxi, por favor”でOK。
シチュエーションによっては丁寧とはいえませんが、とりあえず相手に意図が伝わりますね。
逆に、英語をすでに十分話せる人が、英語があまり通じない地域(アジアの田舎など)に行ったときに、英語でなんとかしてしまうのにもこの方法は有効です。
ペラペラと”Could you call a taxi for me, please?”などというより、”Taxi, one, please”と言ったほうが通じますよね。
もちろん本題のビジネス英語そのものにもたっぷりページが割かれ、
・気持ちが伝わるビジネス文書作成のコツ
・会議で自分の発言内容を理解してもらえないときの対処方法
・日本人にありがちなミス
などが、著者が実際に海外で体験したエピソードや具体例をまじえて、分かりやすく丁寧に説明されています。
ビジネス英語の習得にお悩みの方は一読されてはいかがでしょうか。