ネイティブの話すスペイン語のスピードに慣れるためのコンテンツや、スペイン語学習に役立つ情報を随時アップしていきます。
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スパニッシュ・オンラインの大塚です。
先日ご紹介した『最初のペンギン ストーリーでわかる! らくらく外国語習得術』が手元に届いたのでさっそく読みました。
結論からいうと、特に
・「あぁ、外国語を勉強していてよかった!」という体験をしたことがない人
・最近すこーし外国語学習のモチベーションが下がり気味な人
にぜひ読んでいただきたい一冊です。
さて、著者の経歴を見ると、ひとりは「東大法学部→日銀」。もうひとりは「トルコと日本のハーフ」。
「あぁ、彼は特別に優秀な人だから多言語を習得できたんだな。。」、「彼女は環境に恵まれたから多言語を習得できたんだろう。。」と、自分とは関係ない世界のように思ってしまうかもしれません。
が、実際に読んでみると、そうではないことが分かります。
彼らがそれぞれ5つ以上もの言葉を話せるのは、相手の国の言葉を使ってコミュニケーションをすることの素晴らしさを自らの体験として知っていて、新しい言語を学ぶことに対して情熱を傾けられるからに違いありません。
この本の真骨頂は、あえて物語形式にすることで、
・なぜ外国語を学ぶとよいのか
・外国語を話せるようになると、どんな世界が待っているのか
を、読者がリアルに追体験できることにあります。
そのうえで、実際に新しい言語を学ぶ手順を、入門テキストの選び方、リスニングのトレーニング方法、会話練習の方法etc..、実に具体的に、書籍名やサービス名まで明示して教えてくれるので、非常に参考になります。
(スペイン語に関しては、ありがたいことにスパニッシュ・オンラインもご紹介いただいています。)
私自身は日本語(ネイティブ)、英語(だいたい)、スペイン語(まぁまぁ)の3つだけ話すのですが、それでも日本語しか話せなかったときに比べて本当に世界が大きく広がり、人生が楽しく、(精神的に)豊かになりました。
スペイン語ができることの楽しさを皆さんに知ってもらいたいと願いつつあれこれ活動している者としては、この作品に心から共感しましたし、本書を読み終えた今、著者の杉原さん・堀口さんのお二人、そしてこの本の主人公である美紀とエリックを同志のように感じています。
多くの方にこの本を手に取ってもらい、現地の言葉で会話することの喜びを知ってほしいと思います。