ネイティブの話すスペイン語のスピードに慣れるためのコンテンツや、スペイン語学習に役立つ情報を随時アップしていきます。
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スパニッシュ・オンラインの大塚です。
突然ですが、スペイン語で”minuto”はどういう意味でしょう?
分?
それも正解です。
でもコロンビアの口語スペイン語では、携帯電話の残高のことも意味します。むしろこっちで使われるケースが多いです。(RAEのスペイン語辞書にももちろん載っていません)
携帯電話は契約方式(日本と同じ。毎月支払い)とプリペイド方式があります。
プリペイドのほうは、事前にチャージした残高の分だけ使えます。
携帯の残高はスペイン語一般では”saldo”と言うことが多いです。
売店などで残高をチャージしたいときはどこの国でも、
Recarga mi saldo, por favor.
といえば通じます。(あまり丁寧なスペイン語ではないですが)
が、コロンビアではこのsaldoのことをminutoといいます。
なので、友達に"Tienes minuto?"と聞かれたら、それは「残高ある?(=ちょっと携帯貸してよ)」という意味です。
最初は「ちょっと時間ある?」と聞かれているのかと勘違いしました。
特に女性はminuto切れが常態化している人が多いです。つまり、彼女たちの携帯電話は受信専用です。
※待ち合わせに女性が遅れた場合でも、男性から女性に電話して様子を聞くのが正しい作法のようです(笑)。
もちろん発信しなければならないケースもあるわけで、そのときに使うのがこのMINUTO屋さん。
だいたい1分100〜150コロンビア・ペソ(60〜90円)で携帯電話を使わせてくれるという商売。
公園や街角、いたるところにいます。
どう考えてもminutoをチャージしておいたほうが便利だし、コロンビアの物価を考えてもも大して高くもないのですが、こういう商売が普及するくらい、minutoを持っている人が少ないお国柄なんですね。