スペイン語力アップ!ブログ

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外国語が苦手だと思い込む5つの理由

学習方法 | 2013-10-04

スパニッシュ・オンラインの大塚です。

12言語を話すアイルランド人(現在は日本語に挑戦中)、Benny Lewis氏のプレゼンテーションをご紹介します。
彼は外国語習得の特殊な才能を持っているわけではなく、むしろ21歳までは母語の英語しか話せなかったそうです。
また、スペインのバレンシアに住み始めてから最初の半年間は、まったくスペイン語が話せなかったとのこと。

このプレゼンで彼は、彼自身が当初、「自分はこの先もずっと外国語が話せるようにはならないだろう」と思いこんでいた5つの理由(また、多くの人が語学を苦手だと思う理由)を挙げ、それらがすべて間違いであったことを彼自身の体験をもとに説明します。

つまり、「自分は外国語が苦手で、話せるようにはならない」と思っている人でも、ちょっとした発想の転換や、正しい努力をすることで外国語を話せるようになるんですよ、というメッセージですね。


TEDxTalksより
※ビデオの枠の右下隅、右から3番目のアイコン「字幕(キャプション)」を押すと、英語字幕を表示させることができます。

以下、ポイントをまとめておきます。

1.語学の才能がない

語学の才能がない人なんていません。
もちろん、普通の人より語学の才能に恵まれた人を見ることもあるでしょう。
私達だってほんの少し余計に努力すれば、彼らと同じだけ上達できます。

2.外国語を学ぶには年をとりすぎている

大人のほうが外国語を学ぶ能力に優れているという研究成果があります。
モチベーションや情熱、周囲からの励まし次第なんです。
60歳を過ぎてから外国語習得に成功する人たちもいるんですよ。

3.その言葉を話す国へ、今すぐには行けない

今はインターネットやスカイプで世界中のネイティブスピーカーとつながることができます。あなたの母語を勉強中の人と言語交換だってできます。
また、都市部に住んでいれば、あなたが思っている以上に、ネイティブスピーカーがあなたの街に住んでいるものです。
話すチャンスはいくらでもありますよ。

4.単語を覚えるのが苦手

忘れてしまう前に復習しましょう。
また、イメージと連結させて覚える方法もあります。
たとえばスペイン語のcaberという単語。英語ではto fitです。
たとえばこれを、cab(タクシー)にbear(熊)が押し込まれているイメージを思い浮かべながら、「cabにはbearにfitしない」とおぼると忘れにくいですよ。

 

5.まだ下手なので、ネイティブがイライラするのではないか

まったくそんなことはないです。
大抵の人は、自分の言語で外国人が話しかけてくれることを大歓迎してくれます。
ほんの少ししか話せなくてもどんどん話しかけましょう。
malaga bar

いかがですか。

私もちょっと伸び悩むとつい2.や4.の罠に陥りがちです。
そんなときはこのビデオを思い出して戒めようと思います。

みなさんもぜひ自信をもって、ネイティブの人々とのコミュニケーションを楽しみながら外国語を学習してみてはいかがでしょうか。

※4.の暗記方法については以前のエントリー「外国語学習ノウハウ本 コレだけ厳選3冊」でもご紹介した
『ビックリするほどよくわかる記憶のふしぎ』(榎本博明、ソフトバンククリエイティブ)
の第4章「記憶力を高める技術」で詳しく解説されています。