スペイン語学習者のためのスペイン旅行講座　〜観光編〜　スペイン語ガイド付きツアーに参加しよう！

前回の宿泊編に続く「スペイン語学習者のためのスペイン旅行講座」第二弾。今回は観光編です。

スペインには見どころがいっぱい。
サグラダ・ファミリアやアルハンブラ宮殿、各地の大聖堂。。
世界遺産にも４２箇所が登録されています。
さて、これらの名所を訪れ、眺めを楽しんだり、美しい造形に感嘆するだけでももちろんよいのですが、どうせならそれぞれの歴史、建造物の背景やデザインの意味など、詳しく知りたいと思いませんか？

そんなとき、もちろんガイドブックとにらめっこもよいのですが、せっかくスペイン語を学んでいるのですから、スペイン語のガイド付きツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

たとえばグラナダの王室礼拝堂。
グラナダを奪還してレコンキスタを完成させたカトリック両王（フェルナンド２世とイサベル１世）が眠る観光名所です。
外観はこんな感じ。荘厳で美しいですね。

さて、下のほうの写真をよく見ると、アルファベットが並んでいるのが見えます。
読みにくいですが、”F”と”Y”です。
ガイドさんの説明によると、Fはフェルナンド２世。Yはイサベル１世とのこと。
え？Isabelだったらイニシャルは"I”じゃないの？
と思ってガイドさんに質問したところ、当時（15〜16世紀）の表記では”Ysabel”だったとのこと。

ほぉ。。。

完全にトリビアですが、ちょっと嬉しいもの。(^^)
こんなのもガイド付きならではですね。

ガイド付きツアーは現地の観光案内所等でも予約できますが、各種ツアーを予約できるサイト
https://www.mireservaonline.es/
もあります。

ここではスペイン各地のガイド付きツアーが紹介されており、オンラインで事前に予約・購入可能です。
バウチャーはプリントアウトするのが原則ですが、旅行者でプリンターを持っていない場合はその旨を伝えておけば、バウチャーなしでもOKです。

私は
Paseo guiado: Granada, centro Histórico y Albaicín （グラナダの中心部とアルバイシン、ウォーキングツアー。２時間 €１５）
と
Visita guiada a la Capilla Real y la Catedral de Granada （王室礼拝堂とグラナダ大聖堂ガイド付きツアー。２時間 €２５、入場料計€８込）
に参加してみました。

英語とスペイン語を選べますが、ここは強気にスペイン語の一択です。
スペイン語学習中の方（もちろん私もですが）にとっては、日本語や英語でのガイドに比べて理解度は当然、落ちてしまうと思います。
でも仮に日本語で１００％分かったとしても、まぁ全部覚えているわけではないですし（笑）、せっかっくなのでスペイン語の練習がてら試してみませんか。

※ちなみにほんの少しの前知識のあるなしで理解に大きな差が出ます。ガイドブックでもWikipediaでも、その場所と、関係する人物についてさらっと読んでおきましょう。

※当然のことながら、メキシコ、グアテマラ他、ラテンアメリカ諸国の観光地でもスペイン語のガイド付きツアーは利用価値大です。