ネイティブの話すスペイン語のスピードに慣れるためのコンテンツや、スペイン語学習に役立つ情報を随時アップしていきます。
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スパニッシュ・オンラインお客様係の大塚です。
20年ぶりにバルセロナに来てみました。
バルセロナはカタルーニャ州にあり、スペイン語(castellano)だけでなくカタルーニャ語(カタラン)も使われる(正確にはカタランだけでなくスペイン語も使われる)というのはよく知られていますね。
前に来たときの記憶では、「通りの看板や標識はスペイン語とカタランの両言語併記」だったのですが、今回来てみると、カタランのみでスペイン語なしのものが7〜8割くらいの印象です。
ここのところの独立運動等で変わってきたのでしょうか。
たとえばスーパーの営業時間表示はこんな感じ。
カタルーニャ音楽堂入場券のウラ面注意書きはこんな感じ。
ちなみに主要な地元紙はスペイン語版とカタラン版の両方を同じ内容で発行されています。
カタランはフランス南部の言葉から派生したということですが、私たちが知っているスペイン語に大変よく似ているので、じーっと見ていればだいたい意味が分かります(笑)。
なのでスペイン語をしっかり勉強していればレストランやバルでも困ることはないですよ。
(バルセロナのバルやレストランは両極端で、メニューがカタランのみの店と、英語等を含めた多言語で用意してある店が多いようです)
なお、カタランを聴きとって理解するのはさすがに難しいと思います(私はほとんど分かりません)が、カタルーニャ人の店員さんも外国人にはスペイン語で話してくれますのでご安心を。
さて、同じスペイン国内なのに、なぜカタランという別の言葉が使われているのでしょうか。
そのあたりは『レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ - スペイン・サッカー興亡史』という本に大変詳しく書かれていますので、ご興味ある方はご一読ください。