ネイティブの話すスペイン語のスピードに慣れるためのコンテンツや、スペイン語学習に役立つ情報を随時アップしていきます。
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オンラインの外国語レッスンサービスは通学制の外国語教室に比べ、「便利・安い・マンツーマン指導なので効果的」といった点で大きなメリットがある一方、学習モチベーション維持の点で課題があるとの声も聞かれます。
実際に語学力が上達しているユーザーは、どのようにオンライン・レッスンを活用し、また、学習モチベーションを維持しているのでしょうか。
今回は、2014年からスパニッシュ・オンラインでスペイン語学習を開始し、2015年11月実施のDELEA2に一回で合格。つづいて2017年5月実施のDELE B1試験にもみごと一発合格された権正奈美江さんに、オンライン語学レッスンを活用した学習方法についてお話を伺いました。
Q: DELE A2に続いてのB1合格、本当におめでとうございます。
A: ありがとうございます!今回は口頭面接で満点が取れ、大変満足しています。
Q: 権正さんはいつごろ、どのようなきっかけでスペイン語を学び始められたのですか?
A: 私はサッカーが好きで、スペインに観戦旅行に行くために、2012年の春に某大学の生涯学習講座に通い始めました。
Q: オンラインでもスペイン語を習おうと思われたきっかけ、そして、数あるサービスのなかでスパニッシュ・オンラインを選ばれた決め手についてお聞かせください。
A: 学校で文法を習って2年が過ぎたころ、インターネットを通じて知り合ったスペイン人と会ってお話する機会ができました。あの日の衝撃は、今でも忘れられません。頭が真っ白で、口から何も出てこないのです。学校では優等生だったんですけどね。
会話の練習をしなくては駄目だ!と思い、ネイティヴの先生とマンツーマンで話せるオンラインレッスンを始めることにしました。
当時検討した3社からスパニッシュ・オンラインを選んだのは、一番安かったから・・・いいこと言えなくてすみません(笑)
でも今は、スパニッシュ・オンラインにして本当に良かったと思っています。
Q: スパニッシュ・オンラインのレッスンのどんなところがよいと思われますか?
A: まず、講師のバラエティーが豊かなことです。そしてどの講師も経験豊富で、間違えを正すだけではなく、こちらがうまく言えないことをくみ取るのが上手だと思います。
また、DELE対策(作文と面接パート)では、セルバンテスの指針に沿った内容の指導をしてもらえたのがとても良かったです。
Q: レッスンを活用してどのように勉強をされていますか。また、レッスン外での学習についてもお聞かせいただけますか。
A: レッスンを上達に結び付けるためには、予習・復習は必須だと思います。レッスンを全て録音し聞き直すと、様々な気付きがあり、おすすめします。予習は、ニュース記事を読む、作文を書く、などしていますが、復習の方が大事だと思います。
一方、文法をきちんと習得することも必要だと思います。これはネイティヴ講師とのレッスンだけでは難しいかもしれません。よく「習うより慣れろ」と言いますが、私は「習ってから慣れろ」の方が上達は早いと思いますし、レベルが上がってくるほど文法知識のありなしが顕著に表れると感じています。
勉強をする時間のない日も、毎日スペイン語に触れるように心がけています。夕飯を作りながらCadena SERなどのスペイン語ラジオを聞く、Facebookでスペイン語のページをフォローして読む、などはスマホひとつでできるので重宝しています。
他に、月に一度、スパニッシュ・オンラインの仲間と勉強会を開いています。
Q: 勉強会はどういうきっかけで始められたのですか?
A: ある日の懇親会の後、グアテマラ料理を再現してみる会で仲良くなった方々とおしゃべりしていて、「DELE受けてみる?」「えーでも難しそう・・」「じゃ、一緒に勉強しようよ!」。。
そんなノリでまずは3人、その後オンライン・コミュニティでメンバー募集をして7名になり、半年後のA2試験を目指して始まりました。
見事全員合格し、メンバーは9名に増え、B1対策に移行しました。
会議室を借りて4時間みっちり勉強した後は、スペイン・メキシコ・ペルーなど、スペイン語圏料理のレストランで二次会があり、こちらも毎回楽しみにしていました。
Q: ひとりでこつこつ勉強することはとても大事ですが、同じ目的をもった仲間と勉強するのもよいですね。
A: スパニッシュ・オンラインにして良かったと強く思うのは、何と言ってもコミュニティの存在です。
今年の1月から7月にかけて、接続法のテキスト『極める!スペイン語の接続法ドリル』に取り組むグループを作らせていただきました。毎週1課×21週と目標を立てたものの、とても内容の濃いテキストで一人ではきっと挫折すると思い、「一緒にやりませんか?」とコミュニティで提案したところ、たった1日で10名ほど集まりました。
取り組みが終わってから、皆さん「ひとりでは絶対やりきれなかった、グループを作ってくれてありがとう」と言ってくださって、とても嬉しかったです。自分自身は、言い出しっぺが挫けてはいけないと、半ば意地でやり通しました。
オンライン・レッスンは通学制に比べると孤独な学習になりがちですが、スパニッシュ・オンラインでは仲間をごく身近に感じることができ、モチベーションの維持にとても役立っています。
Q: レッスン以外でスペイン語を実際に使う機会はありますか。
A: 月に1〜2回、スパニッシュ・オンラインのアクティビティに参加し、スペインからの旅行者をボランティアで観光案内しています。
(講師ではない)一般のネイティヴと会話することになるので、実戦的な練習になるのはもちろんですが、質問されて答えられないことの多いこと!日本人なのに日本文化を知らないんですね。まず日本語で調べ、それを自分の言葉でどう言うか考え・・・とても良い勉強になっています。
半日~一日を一緒に過ごす中で、ゲストの住む街の話を聞いたり、旅行に役立つ日本語を教えたり、とても楽しいです。後日、友達をガイドして欲しいと頼まれることもあるんですよ。嬉しいことです。
また、他の方のガイドレポートを読んだり、大人数のゲストを何人かで協力してガイドしたり、研修会と称して皆で実際に観光地に行ってみたり、と、ここでも仲間がたくさんいて、大いに刺激を受けています。
Q: ありがとうございます。これからも生徒さまがもっとスペイン語に親しみをもち、さらに勉強したくなるようなサービスを開発していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
A: こちらこそよろしくお願いいたします。期待しています!