1. 仕事や勉強、日常生活など、すでに知っている分野に関しては、標準的なスペイン語の音声や文章の要点を理解できる。
2. 上記のテーマであれば、たいていの状況に対処できる。
3. すでに知っていることや興味があること、経験や希望、意見などを完結に、かつ整合性をもたせて表現できる
DELE B1の試験は2つのGRUPOにわかれます。
GRUPO1(読み書きのスキル)
読解(Comprensión de lectura)が70分、作文(Expresión e interacción escritas)が60分です。
GRUPO2(口頭表現に関するスキル)
リスニング(Comprensión auditiva )が40分、口頭表現(Expresión e interacción orales)が15分(別途、事前準備に15分)です。
GRUPOごとに点数が計算され、それぞれのGRUPOで合格ラインに達しなければなりません。
配点は、過去の実績ではGRUPO1は50点(読解が25点、記述表現が25点)、GRUPO2も50点(リスニングが25点、口頭試問が25点)で、両方のGRUPOで30点以上獲得すれば合格です。
逆に、いずれかのGRUPOでも30点未満になると足切りになり、たとえ合計が60点以上あっても不合格になります。
なお、作文に関しては、単語数とフォーマットが厳格に定められています。
・時制としては直接法現在、現在完了、点過去、線過去、未来、過去未来、接続法現在までで対応できます。
・ただし、過去未来、接続法現在を使えなくとも、作文、口頭はクリアできるでしょう。
採点の基準
以下の4つの観点で採点・評価されます。
1)適応
・課題にあわせて、明確で正確な文章をかけているかどうか
・Tareaの指定するガイドラインにそって書けているかどうか
2)一貫性
・適切に接続語(conectores)などを使い、わかりやすく、一貫性ある文章を書けているかどうか。
・コンマやピリオド、クエスチョンマークなどを正しく使えているかどうか
3)正確さ
・誤解されない程度の小さな間違いはあっても、おおむね正しく文法を使って文章をかけているか。
・スペルがおおむね正しいかどうか
4)語彙力・表現力
・状況の描写、考えや課題のある程度正確な説明、抽象的な内容や文化的なことがらについての表現ができる程度のボキャブラリ(イディオム、慣用表現を含む)を持っているかどうか
対策
普段から100〜120語、130〜150語で「手書きで」作文する練習をし、文章の長さや、作文にかかる時間の感覚を掴んでおきましょう。
また、必ず何度かはDELE対策の指導経験が豊富な講師にしっかり添削、指導してもらいましょう。(作文に関しては回答集をみて自分で添削することはできませんので)
練習のときも、DELE公式サイトの答案用紙(Modelos de hojas de respuestas)を使って答案を作成するトレーニングをしておきましょう。
単語数を数えなくても、何行書けばだいたい指定単語数に収まるかがわかってきます。
口頭表現は4つのTareasからなります。
待合室では、Tarea1・Tarea2共通のテーマを、いくつかの選択肢のなかから選びます。読解、リスニングについては独学でもある程度のレベルまで到達できますが、作文と口頭表現については経験豊かな講師によるマンツーマンの指導をうけることが上達の決め手です(グループレッスンでは困難)。
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