ネイティブの話すスペイン語のスピードに慣れるためのコンテンツや、スペイン語学習に役立つ情報を随時アップしていきます。
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スパニッシュ・オンラインの大塚です。
去年の5月にバルセロナに2週間滞在しましたが、実はあまり好きになれませんでした。
何が気に入らなかったかというと、こっちがスペイン語で話しても、たまに英語で返答されたりすることがあるんですね。
「なんだ、俺のスペイン語が分からんってことか?」と。 (←小さいw)
さて、4月23日(水)にUEFAチャンピオンズリーグの準決勝、レアル・マドリード対バイエルンがマドリードで行われましたが、試合後のバイエルン監督ペップ・グアルディオラのインタビューが炎上しています。
カタルーニャのラジオ局の記者が「UEFAがカタルーニャ語で質問するなというのでスペイン語(カステジャーノ)で質問しますよ」と言ったのですが、ペップは「いや、カタルーニャ語でどうぞ」と返答し、カタルーニャ語でやりとりを続けたのです。
ネット上では、
ーここはマドリード、スペインだ。なぜカステジャーノで話さない???
ーわざわざカタルーニャ語で答えたあとにカステジャーノで同じことを繰り返すとか、アホか
といった(主にカタルーニャ以外のスペイン人からの)批判コメントがある一方、
ー我らがペップ、よくやった!
ーカタルーニャ語は俺たちの国の言葉
など、支援する(主にカタルーニャ人の)コメントがあり、燃え上がりました。
※外国人の私が「どちらが正しい」というのは余計なお世話なので言いません。
さて、この騒ぎを見てあらためて思ったのですが、やはり「自分たちの言語」というのはアイデンティティの重要な一部であり、どの言語も等しく尊重されるべきなんですね。
特にカタルーニャ語は弾圧された悲しい歴史もあり、カタルーニャの人々のカタルーニャ語への思いはなおさらです。
では私たち外国人旅行者は、バルセロナではどうふるまうべきなのでしょうか。
「スペインに来たのだからスペイン語」ではなく、現地のひとびと(カタルーニャ人)が日常的に使っているカタルーニャ語を(挨拶程度でも)話す努力をしてみるのがよいのではないでしょうか。(単語・文法はスペイン語に近く、新聞などは頑張れば読めます。発音は大きく異なり、聞く・話すはかなりの努力が必要だと思います)
ではこちらがスペイン語で話しかけた時に英語で返されたらどうしましょう?
人によっては「スペイン語(カステジャーノ)も英語も外国語」と考えていて、なおかついろいろな感情からスペイン語よりは英語を好むケースもありそうです。
ここは素直に英語で応じるのが外国人として好ましいふるまいなのでしょう。(←自省をこめて)
スペイン語で話しかけられたら?
もちろんにこやかにスペイン語で!(^^)
次回のスペイン出張でバルセロナに行くのが楽しみです。