スペイン語力アップ!ブログ

ネイティブの話すスペイン語のスピードに慣れるためのコンテンツや、スペイン語学習に役立つ情報を随時アップしていきます。

Esti、Marcoと金沢を散策

国際交流 | 2022-12-16

スペインのSan Sebastiánから観光で来日したEstiとMarco。
生徒のKuniさんの案内で金沢を散策しました。
あいにくの天気でしたが、3人で楽しい一日を過ごされたようです。

金沢はスペイン人観光客に人気がありますね。
感覚的には東京、京都(奈良)の次、広島と並ぶくらい、多くのスペイン人が訪れているように思います。

以下にKuniさんのレポートをそのまま転載します。

--------------------------------

【12月4日アテンド報告】
金沢を観光地としてあまりお勧め出来ない季節がやってまいりました。
やはり天気が心配でしたが、12月4日の日曜日にEstiとMarco(スペインSan Sebastián在住)をアテンドしました。
約束の午前10時にゲストの宿泊先へ迎えに行って無事に会えたのですが、案の定天気は朝から雨、そこからすぐ近くで屋根付きである近江町市場をまず散策しようと思いました。
しかし2人は前日の午後1時に到着した後、近江町市場と金沢城とひがし茶屋街には行ったとのことでした。
ますますどうしようかと考えていたところ、San Sebastiánも雨が多いから慣れていると言っているし、ひがし茶屋街には行ったけど既に暗くて何も見えなかったとも言うので、3人でひがし茶屋街へ向かっておもむろに歩き始めました。
 
多くのゲストはこの辺に来ると芸者さんに会いたいと言うのですが、今回のゲスト2人は建築家であるためかひがし茶屋街や主計町茶屋街に並ぶ古い木造建築物を深い関心を持って眺めながら、何やら楽しそうに議論していました。
詳細は分かりませんが、構造や材質について話していたようです。

写真もたくさん撮っていましたし、私もそれに釣られてかなり撮りました。
その後、兼六園には前日行かなかったようなのでそちらへ向かいました。
3年ぶりに行きましたが、雨のせいもあってか大盛況だった以前には考えられなかったほど人は疎らで静かでした。
写真撮影の大人気スポットで必ず人が並んでいた徽軫灯籠(ことじとうろう)付近にも人がおらず、3人の写真を撮ってもらうことも出来ませんでした。
若干の寂しさは感じましたが、その分2人は石灯籠、建築物、噴水などあらゆるものに関心を持ってじっくり見てもらえましたし、散ったばかりの紅葉が地面に広がる雨の兼六園もなかなか綺麗なもで大変喜んでくれました。
昼食は兼六園の近くにあるお決まりの福天で取りました。
ここは今まで食べたスペイン人のゲストは全員美味しいと言ってくれたので、今回はある程度自信を持って連れて行くことが出来ました。
3人とも空腹だったせいか、Marcoは穴子丼、Estiと私はイカげそのかき揚げ天そば、いずれも大盛を注文しました。
仕事の合間に急いで昼食を取る我々とは違い、スペイン人は楽しく会話をしながらゆっくり食べる習慣があるので、時間はかかりましたが2人とも完食でした。
ますますこの店はスペイン人には相性が良いと確信しました。
午後の2時半からは雨天でも出来るようにと考えて、石川県観光物産館の和菓子作り体験を2人の同意のもと前日に予約してありました。
昼食を取り終わった時はまだ1時過ぎぐらいで始まるまでに時間があったので、中の喫茶店で休憩をしながら待ちました。
会場には老若男女さまざまな人がいましたが、もちろん先生の説明は全て日本語です。
いざ始まると2人とも画面で先生の手の動きを見ながら一生懸命ついていきました。
私は後ろで見ながらenderezar(伸ばす)、envolver(包む)、redondear(丸める)などと動詞を言うだけでしかもテンポが間に合わず、アシストどころか全く役に立てませんでした。
それでも2人とも頑張って立派な和菓子を完成させました。

賞味期限は2日間だそうなので、早めに美味しく食べて欲しいと思います。
この和菓子体験で石川県産業物産館内の全店で通用する500円の買い物券を各自1枚ずつもらい、その後はショッピングを楽しんでいました。
翌日は五箇山へ行く予定だったそうなので、金沢駅へ行って高速バスの乗車券を買いました。

その後金沢駅から繁華街の香林坊まで話しながら散歩して午後4時40分ごろ解散しました。
今回も色々な話を出来て(ワールドカップの話は殆どしなかった)大変収穫の多いアテンドが出来ました。
また自分自身も金沢という町の魅力を改めて知ったような気がします。
そしてあのような雨の中で2人のゲストが存分に楽しんでくれたことが何よりも幸いです。
翌日から五箇山、白川郷、高山などさらに寒い所へ行くそうですが、どうか体に気を付けて旅を続けて欲しいと思います。