スペイン語力アップ!ブログ
ネイティブの話すスペイン語のスピードに慣れるためのコンテンツや、スペイン語学習に役立つ情報を随時アップしていきます。
グアテマラ映画『火の山のマリア』
グアテマラ人講師を起用したオンラインのスペイン語会話レッスンを開始してから5年近くになる。
グアテマラのインフラは日本に比べると極めて心細く、胃が痛くなることもしばしばだが、それでもこの5年の間で随分と安定してきたように思う。(最初の年の雨季は停電続きでほんと悲惨だった。。)
さて、インフラもまだまだだけど、他にもたくさんの社会問題を抱えるグアテマラ。
・女性の地位
・マヤの人々の厳しい生活
・シングルマザー(グアテマラでは本当に多い)
・教育問題
など、多様な社会問題が描かれている。
なかでも教育問題は切実。
主人公マリアの家族は3人とも、彼らの言語であるカクチケル語で生活し、スペイン語は話せない。
物語の終盤、彼らはスペイン語を話せないことで重大な人権侵害を被ることになる。
もちろんカクチケル語を守っていくことは大切。
カクチケル語で十分な福祉サービスが受けられることが理想ではある。
しかし身を守るためにはスペイン語も必要で、そのためにも初等教育は大事なのだ。
東京(岩波ホール)での上映は3月25日(金)まで。
青い空の会は、グアテマラの農村の子どもたちが初等教育を受けられるよう、しっかりと顔の見える支援をしているボランティア団体です。
岩波ホールでは『火の山のマリア』上映中、支援先の現地の小学校の写真などの展示も行われているのでぜひどうぞ。